侍ジャパン

夕刊フジさんから取材を受け記事が掲載されたので、

セイバーメトリクスで見るベストの侍ジャパンは?

選出において考えたことをまとめました・・・


■発表された日本代表について



投手陣は本来選出されるべき投手が、オーバーホールに入っている為、
比較的若い年齢構成になっている。
先発では大隣・大竹などが今季2ケタ勝利を記録し主戦力となるところだが、
FIP(奪三振・与四死球など再現性の高い項目から投手能力を評価)で見ると
やや代表としては物足りない内容。

RAR(控えレベルの投手に比べ失点を抑えた割合)でも
30以上を記録した先発投手は大隣のみと、
能力と稼働量を掛け合わせた内容でも頼りになる投手はそれほど多くはないだろう。

ブルペンに目を向けると今村(広島)・森福(ソフトバンク)は
本予選でも代表候補にふさわしい成績を残している。

筒井(阪神)などが左打者に対して結果を残すと、
山本監督にとってオプションが広がりそうだ。




打者は投手に比べかなり本予選に近い選手が選出されている。
阿部・坂本・長野(巨人)、糸井(日本ハム)、松田(ソフトバンク)は、
得点への貢献が高く
(wOBA=1打席あたりの得点貢献、wRAR=控えレベルの選手に比べた得点貢献)、
今後メンバーの変更があってもレギュラーとして
スタメンに名を連ねる可能性が高い。

一塁・二塁・左翼・指名打者のポジションを残りのメンバー争うことになるが、
各球団の故障者を考えてもこれ以上のメンバーを選ぶのは難しそうだ。
セカンドの人材が薄く見えるが、本多は守備面(UZR)で15ほどの失点抑止力を持ち、
井端も昨年はセカンドで充分な守備力を維持している等、
投手を助ける布陣と見ればそれほど問題がある選出ではないだろう。



■2012年成績から見るベストメンバー



投手陣は多くが変更される。
(実際に大幅なメンバー変更が見込まれる)

田中(楽天)
前田(広島)
吉川(日本ハム)
岸(西武)
杉内・内海(巨人)
摂津(ソフトバンク)
能見(阪神)

などが能力面から選出されるべき戦力なのは間違いない。
特に田中は1か月離脱しながらも傑出した投球内容で、
日本代表のエースとして充分な成績を残している。

さらに、摂津は牧田(西武)等と同様にブルペンで起用するオプションもあり、
日本代表の運用に柔軟性を与えるかもしれない。

ブルペンの構成は平野(オリックス)山口(巨人)がブルペンの中心になるのが理想だ。
さらに山井(中日)増井(日本ハム)益田(ロッテ)などが、
その前のイニングを担当すれば、他国に対しても強みになりそうだ。





野手は今回のメンバーをベースに数名を加えた。
西武の中島はFAでメジャーに挑戦する見込みなので選出は難しいかもしれない。
しかし、高い打撃力は魅力で、遊撃守備に課題がありショートで起用することは難しいが、
三塁・一塁・指名打者で起用できると得点力アップが見込める。
(故障から回復するのが条件だが)同僚の中村も数少ないパワーヒッターとして、
同様の役割が期待できる。

現在の構成では一塁・指名打者と二塁手に課題があり、
補強したいポイントといえるだろう。

一塁手はT-岡田の一塁起用がベースだろうが、
ヤクルトの畠山もまずまずの攻撃力を誇っているので、
最終候補として適応力を見るのも面白いだろう。

二塁手には阪神の鳥谷を加えるのが現状だと最も有効な選択になる。
遊撃が本職だが、高い出塁能力と遊撃でも充分な守備能力を誇り、
日本代表に貢献できるだろう。

このメンバーにMLB所属選手を加えることが出来れば
ある程度の結果を期待しても良いだろう。





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TBSラジオ

TBSラジオの『プロ野球ネットワーク』に出演させていただき、
セイバーメトリクスについてお話ししてきました。

ラジオは数字を見せることが出来ず、なぜこのような考え方をするのかなど、
セイバーメトリクスの魅力を上手く伝えられたのか少し心配です。

しかし、青島健太さんや担当ディレクターの方にフォロー頂き貴重な体験をさせて頂きました。

セイバーメトリクスの普及を目指す弊社にとって、
担当ディレクターの「セイバーメトリクスはいままさに取り上げなければならない」という
オファーコメントは、本当に有難かったです。

関係者の皆さま
本当にありがとうございました。

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